こんにちは。社労士受験5回目でやっと合格したヤシロです。
この記事は、初めての受験を検討している人やj受験歴の浅い向けの内容となります。
社労士試験の学習時間について、「1年かけて1,000時間の学習時間が必要」と聞いたことがあると思います。
でも、こう思いませんか?
「どんなペースで1,000時間の勉強を進めるんだろう…」
そこで、本記事では以下の点についてご説明します。
- 学習に時間がかかる理由
- 社労士受験の年間スケジュール
- 予備校の講義の取り方
- 社労士受験雑誌の使い方
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学習に時間がかかるのは範囲が広いから
先に、なぜ学習に1年かかるのかを簡単に説明します。
時間のかかる理由は学習範囲が広いからです。
社労士試験は、控えめに言って10の分野を学習することになります。
メインの分野はこちら。試験の大問のタイトルになる、いわば冠問題のある法律です。法律本体だけでなく施行規則や通達、判例も出題されます。
- 労働基準法
- 労働安全衛生法
- 労働者災害補償保険法
- 労働保険徴収法
- 雇用保険法
- 健康保険法
- 国民年金法
- 厚生年金保険法
仮に1つの法律につき1ヶ月かけて勉強すると、8ヶ月。
これに「一般常識」が加わります。ちなみに「一般常識」は、労働一般で30以上、社会保険一般で10程度の法律が含まれます。
- 労働に関する一般常識
- 社会保険に関する一般常識
仮に1つの分野を1ヶ月かけると、2ヶ月。
さらに、統計・白書。「一般常識」の一分野です。法改正の確認も必要です。
試験では、4月時点(※)に施行されている法律について解答します。
学習後に法改正が入る場合があり、知識をアップデートしなければなりません。
(※)正確には、試験実施について官報広告がなされた日。
インプットだけで1年かかりそうな内容ですが、予備校の主なクラスでは8ヶ月程度で行うことになります。
1週に5時間の講義で、1分野につき2〜3週間ずつかけて学習していくイメージです。
年明けから始まる速習コースだと学習期間は更に短くなります。
社労士受験の年間スケジュール
ベーシックなクラスでは、4月までにインプット中心で1週目の勉強をし、5月以降にアウトプット中心で2週目をするイメージになります。
もう少し細かく説明すると、おおまかに言うとこんな感じです。
- 9月後半〜10月に講義が開始
- 1月頃までに労働分野の学習が完了
- 4〜5月頃までに社会保険分野の学習が完了
- 問題演習と復習が中心
- 法改正、統計・白書の集中講義など+αの授業もある
- 6月〜7月に全国模試
- ラストスパート。詰め込みや演習などを調整していく。
- 8月第3週の日曜日に本番(通例)!!
独学の場合も、同程度のペースで勉強すればおよそ問題ないでしょう。
なお大手の予備校では、次年度の試験を目指して初めて勉強する人(初学者)向けに8月からプレ授業を開始するクラスがあります。
内容は
- 全科目のアウトラインをさらう(LEC)
- 重要科目の年金を先にさらう(TAC)
などまちまちですが、メインのカリキュラムは9月以降に開始と考えていいでしょう。
8月に試験を終えて2週目の学習をする人が9月以降に合流するからです。
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LECオンラインショップ(E学習センター)はこちら予備校を検討するときの講義の取り方イメージ
ここからは予備校の受講(通信、通学)を検討中の方向けの内容になります。
個別の予備校についてではなく、社労士受験生を5回やったヤシロ的な一般論になります。
たいていは9〜10月に講義の始まる「〇〇年度社会保険労務士講座」的な名称の講義がメインのクラス(以下、通常講座)になります。
上記で説明したような、8ヶ月程度で一通りの学習を終えて残りで演習を行う講座です。
「〇〇年度」の部分は次年度(2021年9月開始なら2022年度)のものを選びましょう。
GW頃〜直前期にかけてオプション講座が開講されます。
9月頃に配布されるパンフレットには掲載されておらず、開講の2〜3ヶ月前から案内が始まります。
講座のラインナップや内容はまちまちですが、よくあるタイトルは以下のようなものです。
- 横断講座(科目ごとの相違点を把握)
- 統計・白書講座(統計・白書を深掘り学習)
- 法改正講座(法改正を徹底学習)
- 判例講座(判例に特化して復習)
- 問題演習(問題を解きまくる)
- ○○法対策(苦手な人の多い分野を復習。年金、安全衛生法などが多い)
- 山あて(出題予想分野を中心に復習)
いずれも通常講座の学習範囲に含まれます。オプション講座が通常講座のカリキュラムに組み込まれているすらあります。
通常講座に含まれているオプション講座のターゲットは、外部受講者(模試やオプション講座のみ受講する人)です。
あまり気にしないようにしましょう。
逆に、一部、通常講座の受講者に併用が推奨される場合があります。
受講すれば万全に違いないですが、最終的にはご自身の勉強の進捗や懐事情により判断しましょう。
ちなみに内容もまちまちなので値段も開きがありますが、1講座2〜3万円くらいです。いくつかのオプションを合わせて5〜6万円でセット売りされることもあります。
受験雑誌は独学の方におすすめ
ここからは独学を検討中の方むけの内容になります。
独学の方は書店にあるテキストや問題集をメインに勉強することになります。
一番のネックは学習ペースの管理です。
「一つ一つ理解しようと思ったら、もう模試…?」と言うのはありえるパターンです。
そこでおすすめなのが社労士の受験雑誌の利用です。
雑誌のペースに合わせて、ある程度ペースを保つことができます。
無料講義の動画配信や、有料ですが単発の講義もあり情報収集にもいいでしょう。
メジャーな受験雑誌は2種類です。
- 社労士V(日本法令)
- 月刊社労士受験(労働調査会)
社労士Vの方が基礎的、月刊社労士受験の方が中上級者向けです。
2つの雑誌を比較するとこんな感じ。
内容としてはどちらも良い雑誌です。
最終的には、メインのテキストとの相性や自分の好みで決めると良いでしょう。
↓初心者にはこちらがおすすめ
↓中上級者にはこちらがおすすめ
ちなみにムック本で「無敵の社労士」というTAC出版の本があります。
年3回ほど発行されます。単体で読んでもいいですし、TACのテキストの補完におすすめです。
まとめ:「学習を効率的に進める」を意識しよう
以上、社労士受験のスケジュールに関するご説明でした。
膨大な時間を学習に費やす必要があるのが社労士受験です。
逆に言うと、効率化をはかり密度の高い学習をしないと無限なほどに時間を使えてしまいます。
年度を跨いで学習すると、法改正の前後で混乱して却って分からなくなることすらあります。
私が5回受験の末に合格して思ったのは、落ちている時間がもったいなかったと言うことです。
貴重な夏をどれだけ無駄にしたことか…。
各予備校の講義の案内を見ると、こんなことも書いてあるかもしれません。
「うちの講義を使えば学習に1,000時間はかからない」
私の経験からすると、それは売り文句ではなく事実です。
噛み砕いた解説、研究された頻出ポイントの指摘は独学では得難い情報です。
独学でも受かる人はいますし、私のように通年で講義を受講しても何度も落ちる人もいます。
時間やお金など、色々な事情もあると思うので無理にでも予備校の受講をすすめる気はありません。
ですが勉強にかかる時間もまた取り返せないものです。
どう学習するにせよ、「効率のいい学習」を心がけていきましょう。
最後までご閲覧いただきありがとうございました。明日もいいことありますように!
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